【アメリカで家のメンテ】芝生のケアの基本①

芝生のケアの基本は、草の種類を知る、刈る、雑草管理&肥料をやる。

アメリカで良く使われている芝生は、Kentucky bluegrass, perennial ryegrass, fine fescue, tall fescue, bermudagrass, st. Augustine辺りでしょう。この違いを見分けるのは素人では難しいので、このマップと照らし合わせだいたいの目星をつけます。

草の成長が早い時期にしばらく芝生を刈らないと草のトップに花がつきます。Seedheadと言います。Seedheadの写真、草を根っこからとり、草と根っこの写真、芝生全体の写真を、あなたの州の州立大学のlawn またはturf specialistという大学教員にメールで送って、なんの種類か聞くと教えてくれるはずです(例文:Could you please identify the lawn species in my yard?)。こういうのはプロに任せます。

3ー4インチになるように刈るのが一般的なおすすめですのでそれより長くなったら刈ります。靴を履いた状態でくるぶしの上まで届いたら、だいたい5ー6インチほど草の丈がある状態です。もちろん人によって違いますから、自分の地面からくるぶしまでを計って覚えておくといいでしょう。

あまり長くなってしまうと刈る量が増えてけっこう大変なのと、草のseedheadがでてしまうと、草よりも茎の部分が増え、見映えの良くない固いlawnになります。ですのでなるべく遅くても2週間に1度は刈るようにするといいかもしれません。

雑草管理をするため使うherbicide(除草剤)を選ぶ際に、芝生の草の種類を知らないといけません。この薬剤は芝生Aには使えるけど芝生Bを殺す、などの違いがでてきます。herbicideの種類は大きく分けて3つ。

  1. Broadleaf weeds (広葉雑草)を殺す(芝生とイネカの雑草は殺さない)
  2. Grassy weeds(イネカ雑草)を殺す(芝生を殺す、まれに殺さないものもある)
  3. Broadleaf &grassy weeds全部殺す(芝生も殺す)

Broadleaf weedsがあれば1の除草剤を、grassy weedsがあれば2の除草剤を、芝生がdormantのとき(冬に枯れたような状態のとき)には3の除草剤を使って雑草を殺すのが基本です。注意点は除草剤のラベルを読んで、あなたの芝生に悪影響がないかどうかだけ確かめます。次回の記事では雑草の管理のみについてもう少し詳しく言及していきます。

肥料は春先にその年最初の芝刈りをした後に一度。刈った芝生はそのままお庭に投げっぱなしで良いです。刈った草に栄養分が含まれていて、それ自体が良い肥料だからです。芝生の成長が遅くなる秋口にはもう肥料をやる必要はありません。基本的に、N(Nitrogen)は草を増やし緑を濃くし、P(Phosphorus)とK(potassium)は根っこを強くします。あまり深く考えずに1年に1-2度Balanced fertilizer(NとPとKが同量入っているもの)を上げてみましょう。

長くなりました。また次回の記事で詳しくかいていきますが、今記事にかいた内容が芝生管理の全体のピクチャーです。

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