【アメリカの医療保険】保険の計算の仕方

前回の記事では手術の麻酔費が保険適用後$422になったという記事を書きました。以下が各イベントが起こった日程です。

***

手術日 10/10

保険会社のStatement 10/21

麻酔科からの請求書 10/24

麻酔科からの支払い請求の電話 11/15

実際に支払い始めた日 12/15

***

といった流れになります。実際の請求が各部署からき出すのが手術日から2週間以内。請求の電話は1か月後になりました。

$422の請求がきたからといってすぐさま全額払ってはいけません。

前回の記事でも書いたように、この請求は麻酔の請求です。他にも手術費(医者に払う費用、病院に払う費用)、MRI費、などなどが全て合わさって手術費となります。

保険会社が今回の手術費のStatementを全て出し終わるまで、どの請求書の支払いもしないで辛抱強く待ちましょう。

全てのStatementが来たらそこから確認に入ります。

①Deductibleの額は合っているか。

②Out of pocketは満たしているか、いないか。

③Coinsuranceの計算は合っているか。

などです。計算の例は前回の記事に載っていますので、確認してみてください。

保険会社も人間ですのでミスが発生します。医療費はだいたい多額なので、この手の請求でのミスは、ウォルマートのキャッシャーのミスなんかとは比べ物にならない程の額です。

全てがOKだと思ったら、そこで支払いに移ります。

病院などからくる請求はたいてい利子のない分割(英語ではPaymentsといいます)で払うことができます。

一部、小さいクリニックなどでは分割で払わせてくれないところもあるらしいですが、一応聞いてみましょう。聞くのは以下の二つ。

1. 分割はできるか 例文:Do you accept payments over a couple of months?If so, what would be the minimum payment?

2. 利子はつかないか 例文:Is there an interest in the payments?

今回の麻酔費$422の請求電話が来た日に、最低額はいくらか、と聞くと$50からできます、とのこと。

11/15の請求の電話で、11/15か12/15のどちらからでも支払いをスタートできるとのことだったので。迷わず最少額の$50を12/15からの支払いにしてもらいました。

同僚は子供の出産費用を子供が8歳になるころに払い終えた、と言っていました。

その当時は「???」状態だったのですが、今少し保険の概要がわかるようになってきて、分割にしたのか、と理解しました。

アメリカのインフレーションはとても高い割合で毎年起こっていきます。今年$1で買えたものでも来年は買えなくなっていますよね。同額の$50払うなら、なるべく時間をかけて払う方がよいです。利子がつくような場合は一括が良いですが

他にも分割して払う利点があります。

月々の支払をなるべく平均値に近づけます。そうすることで我が家は医療費にだいたい月々$XXくらいかかる、と把握できるようになり将来設計がたてやすくなりました。

特にFSA(Flexible Spending Account)を職場でできる場合は、月々の支払の額を設定しやすくなります。

私もまだまだ勉強中のアメリカの保険事情ですが、今まででわかったことをシェアすることで皆さんがアメリカの保険を上手に使えれば幸いです。

応援クリックお願いします!

関連記事です。

1 thought on “【アメリカの医療保険】保険の計算の仕方”

  1. Pingback: アメリカでEmergency Roomへ行くことになったら – アメリカ生活の経験をシェアします

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Scroll to Top