【アメリカで助教授になるには】本面接の準備!①

このシリーズではアメリカの大学で助教になるための、面接の準備について書いています。

このシリーズに興味がある方はこちらをクリック。

Disclaimer

今記事に書かれていることがアメリカの全ての大学で行われる手続きではありません。一つの例として使ってください。

セミナーは、キラージョークで始め、わかりやすい研究発表、おしまいに将来の研究内容を具体的に。

本面接のメインイベントは40分ほどのセミナーです。

セミナーでは以下のことを喋っていきます。

  • 自己紹介
  • 過去現在の研究
  • 研究費などの成果
  • 将来の研究
  • 質疑応答

といった感じです。

私は、大切なプレゼンがあるといつもこのYouTubeを見ます。

みなさんにもおすすめしておきます。

13年前にアップされた20M 再生の、”How to start a speech”という動画です。

博士号の最終セミナーや今の仕事の面接の際も、この動画を何回も見てプレゼンの練習をしたものです。

このスピーカーの話す速度、笑顔、そして内容をそのまま真似する形でいいので、こういう風に喋れるようになろうと思ったものです。

今でもここまで余裕を持って話せはしませんが、いつもどこかにお見本があるというのは大切なことかと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、自己紹介です。

ここではジョークの一つでも入れましょう。

私の時は

Do you like beer?

が最初の言葉でした。自分の名前よりプレゼンタイトルより、面接中なのに、

Do you like beer?

(ビールの話から、札幌ビールで有名な札幌で育った、的な感じに話を膨らませていきました。)

これでみんな笑っていました。

プレゼンはシリアスな場なので、オーディエンスを笑かすのはちょろいです。

始めにオーディエンスを笑わしておくのは、オーディエンスの緊張をほぐし、集中力をあげさせるのに効果てきめんです。

自己紹介で一番重要なのはオーディエンスを笑わせること。(独断と偏見に満ちたアドバイスです)

自分の専門分野ではない人がオーディエンスにいると思って話しましょう。

同じ学部内でも、違う分野の研究をしている人もいます。自分の使っている専門用語が当たり前にみんながわかると思ってはいけません。

スライドはコミコミにしないで、大きな文字で、写真をたくさん入れて。

今のボスや先輩などにスライドを見てもらいましょう。たくさん添削してもらうと見違えてよくなりますから。

できれば、自分がとるポジションと同じような研究をしている教授に見てもらいましょう。自分のアドバイザーだったり、同じ大学にいる違う教授だったり。

しつこいですが、絶対に何人も見てもらいましょう。

将来の研究は以下の点に気を付けて発表してください。

募集要項に沿わせつつ、

どういった研究をしていくか、

どんな教授とコラボしていくか、

どんな研究費をとりにって、

どれくらいの経済的効果をその大学がある州に与えられるか

をわかりやすく説明していきます。

一番時間を使うところかと思います。

ここでオンライン面接で準備した、同学部の教授陣の研究を理解した知識が役に立ちます。

それをふまえて将来、自分がどんなラボを作っていきたいか、それがなぜ利益を生むかをセールスしていきます。

オンライン面接と同じで、決まられた時間内でプレゼンを終わらられるように、何度も練習しましょう。

質疑応答の時間がなくなる、というようなことは避けましょう。

質問は毎回リピートしましょう。

わからないことは、それはわからないけれど、こういう角度もあるよ、といったように、わからない、で終わらないようにしましょう。

ナーバスにならず、ここでも笑顔(たまにはジョーク)を忘れずに。

緊張しますよね。

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