Nick Maggiulliの「Wealth Ladder」で紐解く、お金のストレスから解放される4つのマイルストーン

「1億円貯まったらお金持ち?」「それとも2億円?」 私たちはついつい「資産〇〇ドル」という数字でお金持ちかどうかを測りがちです。

しかし、データサイエンティストであり、大ヒット投資本『JUST KEEP BUYING』の著者でもあるニック・マジューリ氏は、全く新しいお金のハシゴ「Wealth Ladder」を提唱しました。

彼の定義するハシゴの基準は、資産の額ではなく「お金のことを気にせずに、どれだけ自由に決断できるか」という選択の自由度です。

今回は、ニック・マジューリ氏の『JUST KEEP BUYING』の思想に沿って、4つのマイルストーンをご紹介します!

使う、にフォーカスしたWealth building。純資産額の0.01%は自由なお金。

基準: スーパーで買い物をする際、「価格を見ずに、自分が本当に食べたいものや健康的な食材をカゴに入れられる」状態。

解説: 食費の数ドルの違いで悩む必要がなくなった段階です。金額的には小さく見えますが、日々の生活のストレスを減らすための、資産形成の最初の重要な一歩です。

基準: レストランに入った際、「メニューの右側(価格)を見ずに、左側(食べたい料理)だけで注文できる」状態。

解説: 今日はステーキが食べたいから頼む、といった決断が財布と相談せずに行えます。ちょっとしたお祝いや、日々の「自炊をサボる贅沢」を罪悪感なく選択できるステージです。

基準: 旅行に行く際、「ホテルのランク、飛行機の便、現地でのアクティビティにかかる費用を気にせず決められる」状態。

解説: 「一番安いエコノミークラスの深夜便」を探すために何時間も費やすのをやめ、自分の時間や快適さを優先してフライトや宿(4つ星、5つ星ホテルなど)を選べる段階です。

基準: 家を購入、または賃貸する際、「予算の制限をほぼ受けることなく、自分が理想とする地域やクオリティの家を選べる」状態。

解説: 富のハシゴの最上階です。人生で最も高い買い物である「住居」において、お金の制約を受けずに理想のライフスタイルを完全にコントロールできるステージです。

富のハシゴを登っている途中の私たちは、日々「これを買うべきか、我慢すべきか」という選択を迫られ、脳のエネルギーを消耗しています。

そこでニック・マジューリ氏が提唱するのが、「自分の純資産(Net Worth)の0.01%以下の金額の買い物なら、1秒も迷わずに買え」という「0.01%ルール」です。

🕒 なぜ「迷う時間」がもったいないのか?

例えば、あなたの純資産(貯金や投資額の合計)が 10万ドル(約1,500万円) だとします。

この場合の0.01%は 10ドル(約1,500円) です。

ニックの理論では、10万ドルの資産がある人が、10ドルのビジネス書を買うかどうか、あるいは10ドルのちょっといいランチのトッピングを追加するかどうかで「どうしよう…」と30分悩むのは、人生の時間の完全な無駄であるとデータで証明しています。

なぜなら、その10ドルがあなたの人生の総資産に与える影響は「0.01%」しかなく、数学的にほぼゼロだからです。悩むことによる「脳の疲労(決断疲れ)」のデメリットの方が、10ドルを失うリスクよりも遥かに大きいのです。

📊 資産額に応じた「1秒も迷わなくていい金額」の目安

あなたの現在の純資産に合わせて、このルールを当てはめてみてください。

あなたの純資産(Net Worth)0.01% の金額(1秒も迷わず買っていい額)具体的な買い物の例
$50,000 (約750万円)$5カフェのラテ、有料のスマホアプリ
$100,000 (約1,500万円)$10読みたかったKindle本、便利なキッチン雑貨
$500,000 (約7,500万円)$50毎日の家事を減らす現地の優秀な洗剤、数ヶ月に1回のちょっといいサプリ
$1,000,000 (約1億5,000万円)$100生産性を上げるPC周辺機器、友人へのちょっとしたギフト

💡 0.01%ルールの本質:時間は買い戻せる

このルールの本質は、単なる「無駄遣いのすすめ」ではありません。「お金で時間を買い戻し、本当に集中すべきこと(本業、研究、家族との時間、あるいは入金力を上げるための自己投資)にエネルギーを注げ」という強いメッセージです。

ハシゴを登れば登るほど、この「迷わなくていい金額(0.01%)」の枠は大きくなっていきます。

筆者はお金を貯めるのは好きですが、使うときに迷いが生じます。

ですのでこの0.01%ルールは大いに役に立っています!

ニックの著書『JUST KEEP BUYING』から、このハシゴを最短で登るための2つのゴールデンルールを解説します。

1. 「節約」ではなく「入金力(増やすこと)」にフォーカスする

多くのマネー本は「ラテマネー(日々のコーヒー代)を削れ」と言いますが、ニック・マジューリ氏はデータを用いてこれを否定します。レベル1(スーパーの買い物)やレベル2(外食)の段階で過剰な節約をしても、人生の幸福度が下がるだけで、増える資産はわずかです。 ハシゴを早く登るために本当に必要なのは、「スキルを磨いて収入を増やし、投資への入金力を最大化すること(Just Keep Buying=ただひたすら買い続ける)」です。

2. 「2倍ルール(2x Rule)」で罪悪感を消す

レベル2や3に登る途中で、ちょっと贅沢な買い物(高級時計や旅行など)をしたくなったとき、ニックは「贅沢品を買ったら、それと同額の現金を投資(または慈善団体に寄付)する」というルールを提唱しています。$500の高級ディナーを食べるなら、同時に$500分インデックスファンドを買う。これができれば、罪悪感なく贅沢を楽しみながら、同時にハシゴの上へと資産を押し上げることができます。

📖 合わせて読むべき!『JUST KEEP BUYING』の関連本

ニック・マジューリ氏の『JUST KEEP BUYING』の世界観をさらに深めるための推薦図書です。

『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』 — ニック・マジューリ

今回のベースとなった本。データサイエンスの力で、「いつ投資すべきか?(今すぐ全額)」「いくら貯めるべきか?」といった疑問にすべて明確な答えを出してくれる、現代の投資の教科書です。

『Die with Zero』 — ビル・パーキンス

ニック・マジューリ氏も自身のブログや本の中で度々言及している、現代のお金のバイブル。富のハシゴを登ること自体を目的にするのではなく、貯まった富を「いつ、最高の経験(思い出)に変えるべきか」という人生の終わり方から逆算した資産の使い方が学べます。

まとめ:あなたの次の「自由」はどこですか?

ニック・マジューリの「Wealth Ladder」の良いところは、「お金を増やす目的は、人生の選択肢から『価格の制約』を取り除くためである」と明確に気づかせてくれる点です。

「資産100万ドル」を目指して今の生活を極限まで切り詰めるよりも、「まずはスーパーで価格を見ずに好きな物を買える自由(レベル1)」を楽しめる自分を褒めてあげる。その心の余裕こそが、長期的な資産形成を成功させる秘訣です。

あなたは今、どのレベルの自由を手に入れていますか?そして次はどの自由を目指しますか?を目的としています。個別の税務や投資判断については、必ず公認会計士(CPA)やファイナンシャルプランナーなどの専門家にご相談ください。)

応援クリックお願いします!

関連記事です。

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Scroll to Top